過去4回のグランプリバンドが勢揃い
ついに楽曲が完成した「TOYOPET MUSIC SESSION 全国ナイスミドル音楽祭」のチャリティーソング企画。8月28日(日)に東京・ニッポン放送のイマジン・スタジオで、宇崎竜童さんプロデュースのもとレコーディングが行われた。
ボーカルを担当するのは、過去4回のグランプリ受賞バンドメンバー。問題はスケジュールが合うかどうかだったが、多忙な中、全バンドが上京を快諾。
第1回・メイドインジャパン(岐阜)、第2回・ONE☆HUNDRED(熊本)、第3回・Honey Voice Club(青森)、第4回・BAD SIGN(札幌)のボーカル&コーラス担当メンバーが東京に勢揃いした。
ほとんどが初対面ながら、音楽を愛する者同士。控室では音楽談義に花が咲いた。
考えてみれば、アマチュアバンド日本一が一同に会し、しかも共演するなんて機会は滅多にない。スタジオはまるで、アマチュア版「ウィ・アー・ザ・ワールド」を思わせる賑やかな雰囲気に包まれた。
それぞれの想いが結集!!
レコーディングは正午過ぎにスタート。翌日はそれぞれ仕事があるため、夕方までに録音を終え、遠路組はまっすぐ帰途に就かなければならない。まさに時間との闘いである。
「歌入れの時、ガラス越しに宇崎さんの顔が見えて、お父さんに見られているようで緊張しました(笑)」と語るのは、昨年グランプリに輝いたBAD SIGNのリードボーカル・小松大介さん。メンバーを代表して、北海道から単身上京、持ち前のパワフルな歌声を聴かせてくれた。予選会直前に転んで前歯を4本折ったにもかかわらず「悪い事の後には、きっといい事がある」とポジティブシンキングで栄冠を掴んだ小松さん。「前向きになれるいい曲だと思います。思わず情感がこもりました」
おととし、アカペラグループとして初のグランプリを獲得した6人組・Honey Voice Clubは「ぜひ全員であのコーラスを聴かせてほしい」という宇崎さんたっての希望に応え、遠路はるばる青森からフルメンバーで上京。
「私たちが出場した時、予選会は仙台のライブハウスで行われたんですが、そこが津波で水浸しになって閉鎖されたという話を聞いて、何かできないかと思っていたんです。なので、今回のお話をいただいた時は感激しました」(成田光順さん)
6人が限られた時間で練習を重ね、レコーディングに臨んだが、「Passage」はシンプルな和音で構成された曲なので「普段、複雑な構成の曲をやっている我々には逆に難しかったですね。アカペラのパートを構築していくのがすごく厳しかったんですが、アレンジャーさんの助けも借りて、いい感じで仕上がったと思います」(小林政毅さん)
人数が多いだけに各パートのレコーディングに時間を要したが、不慣れな環境の中、絶妙なハーモニーを披露してくれた。
大所帯のバンドの中から、女性コーラスの宮下むつみさん・椎葉貴子さんと一緒に熊本から駆け付けた第2回グランプリ、ONE☆HUNDREDのリードボーカル・岩村匡さん。「震災直後は何かしたいと思いつつ、自分から動いていいものか迷ったんですが、今回のお話でキッカケをもらいました。悲しみや苦しみを、みんなで共に動くことで喜びに変えていけたらいいなと思います」
岐阜・中津川からは、初代グランプリバンド、メイドインジャパンの佐藤和久さんが、メンバーの高木省吉さんと藤井みず穂さんと一緒に駆け付けてくれた。「元気出さなきゃ!という気持ちに楽曲がピタッとはまったというか、“ド真ん中直球”という感じで歌えましたね。みんな熱かった!」(佐藤和久さん)
佐藤さんも持ち前の豪快なキャラクターで現場を盛り上げ、スタジオは爆笑の連続。
アマチュアにとっては不慣れなレコーディングもみんなの力で乗り越え、素晴らしいボーカルトラックを録ることができた。
「Passage」の作者、XieのA2C(アツシ)さんと阿部章子さんも自宅が半壊。厳しい生活が続いているが、それをおして今回のレコーディングにボーカルとして参加してくれた。
「原曲がピアノと歌だけのシンプルなものだったので、バンドとコーラスが入って、とても素敵な編曲だなと思いました」(阿部章子さん)
「自分たちの曲が少しでも被災地の人のためになるならありがたいことですし、宇崎さんとグランプリの皆さんの力で生まれ変わった『Passage』、たくさんの方に聴いていただきたいですね」(A2Cさん)
宇崎竜童さん、スタッフもコーラスで参加
プロデューサーの宇崎さんも飛び入りで、ボーカルの一人として参加。
さらに「せっかくだし、ここにいるみんなも歌おうよ!」という宇崎さんの提案で、スタッフも肩を組んでコーラスに参加することに。
その中には、予選会・決勝大会で司会を務めている上柳昌彦アナウンサーの姿もあった。「いや〜、歌うって気持ちいいね!」と上柳アナ。
トータル8時間近いレコーディングを終えた宇崎さん。感想を聞かれて
「全然まとまらないんだよね(笑)。音楽性も個性も違うバンドが、他人の曲を歌う。しかもアマチュアがアマチュアの作った曲をレコーディングするわけですから。みんなもやったことがないし、私も40年近い音楽人生で初めての経験で、本当にワクワクしました」
「これから100近いトラックをミックスして完成品を作るわけですが、変にまとめようとせずに、アマチュアならではのエネルギーが音の中から爆発していくような、聴いた人が元気になる曲にしたいですね」

チャリティソング「Passage」完成!! 配信開始!!
膨大な数のトラックをミックスし、何度も試行錯誤を繰り返して、ついにチャリティソング「Passage」が完成した。
「ナイスミドルなボーカリスト達が各々の個性を生かしながら、魂は皆、東日本に向かって祈りを捧げていた。この感動的な仕上がりは『歌のチカラ』です。」と、宇崎さん。正式タイトルとアーティスト名も宇崎さんの提案で、『〜東日本復興支援ソング〜「PASSAGE」音楽のチカラ 仲間のチカラ/ナイスミドルフェローズ&宇崎竜童』に決定した。
また、12月11日仙台市民会館での音楽祭でも、みんなで歌われる予定だ。全国ナイスミドル音楽祭が生んだ、アマチュアによるパワー溢れる楽曲。皆さん是非、ダウンロードをお願いします!
※チャリティソングのダウンロードには、クレジットカードまたはPayPalアカウントが必要になります。
※スマートフォンからのダウンロードには対応しておりません。ダウンロードはパソコンからお願いいたします。

