Result

大会結果
2009年

決勝大会

11月21日(土)
JCBホール
(東京都文京区後楽1-3-61)

バンドリスト

  •  ソウル互助会(富山/中部ブロック代表)
  •  タソガレノソラノカガヤキ(北見/北海道ブロック代表)
  •  風船蔓バンド(福岡/九州ブロック代表)
  •  うどん屋めんていバンド U.M.B(京都/関西ブロック代表)
  •  ものっそ叫ビ隊(香川/中国・四国ブロック代表)
  •  Honey Voice Club(青森/東北ブロック代表)
  •  D.O.FUNK(山梨/関東・甲信越ブロック代表)
  • <特別演奏枠出場バンド>
    Hasan All Stars(長野/関東・甲信越ブロック審査員特別賞)

フォトギャラリー

  • 開場前
  • 会場内
  • 宇崎竜童実行委員長 開会宣言
  • 上柳昌彦(ニッポン放送アナウンサー)
  • ソウル互助会(中部ブロック代表)
  • タソガレノソラノカガヤキ(北海道ブロック代表)
  • 風船蔓バンド(九州ブロック代表)
  • うどん屋めんていバンド U.M.B(関西ブロック代表)
  • ものっそ叫ビ隊(中国・四国ブロック代表)
  • Honey Voice Club(東北ブロック代表)
  • D.O.FUNK(関東・甲信越ブロック代表)
  • Hasan All Stars(特別演奏枠)
  • 結果発表
  • グランプリ発表時
  • グランプリ表彰

第3回決勝大会 ナイスミドルの“人生のセッション”開幕! 取材・文:加藤剛司

 今年もやって来た“集いの日”―2009年11月21日、全国7ブロックの大会を勝ち抜いたバンド7組+特別演奏枠1組が、東京・水道橋のJCBホールに集結、第3回決勝大会が開幕した。
 オープニング、ステージ後方の幕が開くと、第1回から実行委員長を務めている宇崎竜童さんが登場。高らかに開会宣言:
「青春時代を一緒に過ごしたバンドの仲間たち、社会に出てひょんな切っ掛けでバンドを結成した人たち…この大会が、そんな人たちの“人生のセッション”の場になればと思っています。火花を散らしながら、肩を組み合いましょう!」

 宇崎さん、今回はなぜかブレザー姿で登場。これにはワケがあるらしい。その理由とは…?

―― 出演バンドの演奏
今年も個性豊かなミドルエイジバンドが続々登場。ハイレベルな演奏と共に、その“人生模様”も観客の心をつかんだ…
―― [エントリー No.1] ソウル互助会(中部ブロック代表:富山エリア)
ソウル互助会 トップバッターは、地元・富山の風物をソウルフルなサウンドに乗せ方言で歌い上げる、郷土愛あふれるロックバンドが登場。
 1曲目『のろまいけ のらんまいけ』は、富山弁で「ノリノリで行こうぜ!」という意味。いきなり会場を盛り上げると、2曲目は奈良・鎌倉と並ぶ“日本三大大仏”を讃えた『高岡大佛の唄』を披露。地元では、体操のBGMになるほど有名な曲だとか。
 ミドル世代バンドでは珍しいラップも取り入れ、方言を巧みにリズムに乗せるセンス、抜群の演奏力…今大会のレベルの高さを窺わせる、力の入った演奏を聴かせてくれた。
―― [エントリー No.2] タソガレノソラノカガヤキ(北海道ブロック代表:北見エリア)
タソガレノソラノカガヤキ 北の国からはるばる登場は、“夫婦バンド”でもあり“美人姉妹バンド”でもある4人組。応募締め切りの1週間前に、新聞広告でこの大会を知った中村さん夫妻が、奥さんの妹、知人のギタリストに声を掛け急遽バンドを結成。4人揃って練習したのはたった2回だけと言いながら、そこは身内同士の強みで、息の合った演奏を聴かせてくれた。
―― [エントリー No.3] 風船蔓バンド(九州ブロック代表:福岡エリア)
風船蔓(かずら)バンド 九州から登場は、メンバー7人中5人が消防関係者というユニークなバンド。代表の消防士・櫛井さんは、10月に関門海峡で起きた自衛隊艦船の衝突事故でも陣頭指揮を執ったそうで、災害が起こるとすぐ出動しなければならないため、なかなか全員揃って練習できないのが悩み。
 この日は同僚に休みを代わってもらい、7人全員が東京に集合。櫛井さん夫妻によるオリジナル曲は、完成度が高くアレンジもお洒落で、50代のメンバーと消防音楽隊所属の20代女性2人が織り成すアンサンブルの見事さも深く印象に残った。
―― [エントリー No.4] うどん屋めんていバンド U.M.B(関西ブロック代表:京都エリア)
うどん屋めんていバンド U.M.B 関西代表は、京都でうどん店を営むリーダー・山原さんが、隣でショットバーを経営する多田さん、常連客の中川さん、紅一点の井上さんを誘い結成したバンド。スタジオ代節約のため、山原さんのうどん店「めんてい」に閉店後集まって練習、そのまま朝まで飲み会になることもあるとか。
 「コレステロールに血糖値 中性脂肪と尿酸値」という歌詞が登場する1曲目『田中君からの手紙』は、まさにナイスミドル音楽祭のテーマソングになりそうなナンバー。決勝大会進出が決まってから、さらに猛練習を重ねたそうで、威勢のいい掛け声で始まる2曲目『エンヤコラセ』も、倦怠期のモヤモヤを吹き飛ばせ!という思いが伝わってくる熱い演奏ぶりだった。審査員から「ブロック大会の時より演奏が巧くなりましたね」という嬉しい声も。
―― [エントリー No.5] ものっそ叫ビ隊(中国・四国ブロック代表:香川エリア)
ものっそ叫ビ隊 「ものっそ」は讃岐弁で「ものすごく」、「叫び」は「魂のシャウト」、「隊」は「シブがき隊」から取ったという、3ピースの自称“バカROCKバンド”。2年連続で四国ブロック大会準優勝。今年は三度目の正直で悲願の決勝大会進出を果たしたが、喜びも束の間、ベースの久保さんがなんと会社でリストラに…。
 「デザイン事業部が部門ごと廃止になったんですが、めげずにフリーのデザイナーとして頑張ります!」と前向きな久保さん。そんな相棒を応援すべく、ボーカルの小倉さんは、オレンジ色のド派手なラメ入りギターを弾きまくる。腱鞘炎と闘うドラムスの坂本さんも、入魂のプレイを披露。人間の奥深い部分を突く歌詞も印象に残った。
―― [エントリー No.6] Honey Voice Club(東北ブロック代表:青森エリア)
Honey Voice Club みちのく・青森からは、結婚披露宴での余興をキッカケに結成された6人組アカペラグループが登場。平均年齢49.5歳、生誕半世紀の記念に応募したそうで、活動歴22年とあって呼吸はピッタリ。
 多彩なレパートリーを誇り、1曲目はなんとBoys II Menの『Thank You』、2曲目は、ミドル世代を応援するオリジナル曲『きっと虹は』を披露。青森名物・ねぶた祭りの横笛や「ラッセーラ!」の掛け声を取り入れるなど、遊び心満点のステージは見ていて飽きず、津軽弁が飛び交うユーモラスなMCでも会場を大いに沸かせてくれた。
 次のバンドが準備する間、場つなぎでEXILEの『Choo Choo Train』を即興で歌ってくれる一幕も。横断幕持参で駆け付けた応援団も盛り上げに一役買った。
―― [エントリー No.7] D.O.FUNK(関東・甲信越ブロック代表:山梨エリア)
D.O.FUNK 決勝大会のトリを飾ったのは、抜群の演奏力と、華やかなライブパフォーマンスを誇る13人編成の大所帯ファンクバンド。ブロック大会を五十肩で欠場したパーカッションのカランバさんも復活し、フルメンバーで決勝に臨んだ。
 リーダー兼ボーカルのダイナマイト・サムさんは、おととし脳内出血で倒れたが、妻のリエ・ターナーさんが懸命にリハビリを支え、ステージに復帰。「ライブに命懸けてます!」と言う通り、この日も最高にパワフルなステージを見せてくれたが、その経緯を知る司会の上柳アナは「血管が切れるんじゃないか?」とハラハラしながら見守っていたとか。
 歌、ダンス、演奏、いずれもアマチュア離れした一体感のあるパフォーマンスで今回も観客を魅了、大喝采を浴びた。
―― [特別演奏枠] Hasan All Stars(長野エリア)
Hasan All Stars 実行委員長・宇崎竜童さんの発案で、今年から新たに設けられた「特別演奏枠」は、ブロック大会参加バンドの中から、結成にまつわる背景やヒストリーを重視して1バンドを選び、審査とは関係なく、エキシビションとして決勝大会で演奏してもらおうというもの。

 今回選ばれたHasan All Starsは、長野の秘境・秋山郷の宿の主人と、常連客によって結成されたユニークなバンド。冬は豪雪で交通が寸断され、お客さんが全然来ない時もあるが「破産を恐れず、音楽で発散しよう!」という思いを込めたバンド名通り、熱い演奏を聴かせてくれた。
 「決勝の舞台で演奏なんて、こんな思いが出来ていいんでしょうか?」と感激していたリーダーの相澤さんだったが、演奏終了後「今日も大雪が降ってますんで、雪かきをしないと…」とすぐ長野へUターン。今後もバンド活動を通じて、秋山郷をもっと知ってもらうようPRしたいとのこと。頑張って下さい!
―― [竹中直人・稲垣潤一 トークセッション]
竹中直人・稲垣潤一 トークセッション 審査結果が出るまでの間、全国ナイスミドル音楽祭が舞台の映画『僕らのワンダフルデイズ』に出演したお二人、竹中直人さん・稲垣潤一さんがステージに登場。
 「本物の大会の場に来て感激しました。皆さん、パワーが凄いですね!」と竹中さん。「演奏シーンの撮影中は、本当にコンテストに出た気分になりました」など、映画のウラ話を二人で楽しく語ってくれた。
―― [宇崎竜童スペシャルライブ/JAMMING HOT SEVEN with Tuesday Harmony]
宇崎竜童スペシャルライブ/JAMMING HOT SEVEN with Tuesday Harmony 続いて、大会実行委員長・宇崎竜童さんによる恒例のライブ。今回宇崎さんはなんと、明治大学OBによるデキシーバンド「ジャミング・ホット・セブン」の一員として登場。(ブレザーを着ていたのはそのため)
 演奏に先立ち、貴重な大学時代の写真がVTRで流れ大テレの宇崎さん。アイビールックでキメていた“明大生・木村修史”に戻り、かつての音楽仲間たちとジャズを演奏。宇崎さんの事務所スタッフで作ったコーラスグループ「チューズデー・ハーモニー」とジョイントし、『ザッツ・ア・プレンティ』『聖者の行進』など4曲を披露した。
 演奏終了後、大学時代の先輩に、チューズデー・ハーモニーのメンバーでもある奥様の阿木燿子さんも交えトーク。当時の思い出話も飛び出し、いつもの宇崎さんとは違った、意外な一面を見ることができた。

審査結果発表

  • グランプリHoney Voice Club(青森/東北ブロック代表)
  • TOYOPET SESSION賞風船蔓バンド(福岡/九州ブロック代表)
  • マークX賞D.O.FUNK(山梨/関東・甲信越ブロック代表)
  • ヤマハ賞ソウル互助会(富山/中部ブロック代表)
各受賞者のコメントはこちら 集合写真